Artist's commentary
クワトロ提督の授乳艦シリーズ Extra Operation
天津風(E3)と初風(E2)手に入りました。
駆逐艦なので授乳します。かわいい。
卯月の方、多分来月になります。
↓いつもの
フロンタル「まずは、『駆逐艦』を上方修正することを考えましょう。」
オットー 「む……」
フロンタル「松型がまだ、全艦未実装なことから分かるように『駆逐艦』はあなた方(大本営)
にとっても延命工作の切り札になる。
バナージ君もそれはわかっているはずです。いずれ――」
オットー 「そう言うあんたは、『駆逐艦』を独占して何をしようっていうんです?」
シャアの代理と呼ばれる男が、単純に授乳艦布教を目的にしているとは思えない。
そろそろ腹の内を明かしてもらいたいもんだな。」
ミネバ 「私も聞きたい。
聞かせてもらおう、フル・フロンタル提督。お前の本音を。」
フロンタル「いいでしょう。」
「……私たち駆逐艦派が欲しているのは、まず艦隊主戦力のポジションです。
大本営は決してこれを認めません。
認めた瞬間に戦艦・空母が不要になってしてしまうことを知っているからです。
理由は明白です。現在の周回戦力となる駆逐艦は火力もカットインも
雪風・時雨・夕立の三隻で回している。
4-4卯月掘りでは響のお世話にもなった提督も多いでしょう。
しかし大和・武蔵という大飯喰らいでは、もはやケッコンカッコカリの恩恵を
受けなければまともに運用すらできない実情です。
対して駆逐艦は、大破撤退を繰り返しても限られた資源の中で
充分に再挑戦することができる。」
「シャア・アズナブルは、この事実こそ武器にするべきでした。
しかし彼は優れた思想家ではあっても政治家ではなかった。
駆逐艦の理念をねじ曲げ、授乳することに徹底し
決して戦争の道具にはしなかった。」
「性的な魅力でゴリ押すという発想を捨てない限り戦艦たちとの戦いに勝利は無い。
火力と運を強化し、攻撃をかわして夜戦で沈める重巡の完全上位互換を確立する。
すなわち、駆逐艦主力艦隊の確立。」
聴衆 「筋は通ってるな」
フロンタル「駆逐艦提督たちが共同戦線を張り、軽巡以上を排斥すれば、戦艦は――
戦力的に何の価値もない、鉄の塊になり果てる。
大本営も立ち行かなくなるでしょう。
そのまとめ役たり得るのは、唯一、赤い彗星だけです。
大衆の道化とはいえ、彼には謎のカリスマがある。」
ミネバ 「……聞いてしまえば、つまらぬ話だ。」
「戦艦たちを蚊帳の外に置いた駆逐艦主力艦隊の構築。
変わろうとしない者に変われと要求するより、無視してしまえばいいという。
提督の革新を夢見たジオン・ダイクンの理想からは遠い。
兵器としてではなく少女として、駆逐艦を残らず吸い尽くそうとしている
シャアの狂気、熱情からも程遠い……」
「お前は本当にそれでいいのか? お前の言う駆逐艦主力艦隊が実現した時
軽巡以上の支持提督は二次創作を加速させるだろう。
自分たちだけで海域を賄うために。それは愛宕の時代の再現だ。
大艦巨乳主義の中で育つことになる新しい世代が
やがて駆逐艦への仕返しを目論むことだってあるかも知れない。
今現在シャアが授乳戦争を引き起こしているように、調和も革新も無く
巨乳と貧乳が立場を入れ替えながら続く未来。
代わりに人の前に立つと決めた男が、そんなことで……」
フロンタル「姫様の気持ちはお察しします。」
「いい悪いという問題ではありません。それが人の世だということです。
提督は、考えることはしません。回された羅針盤の導に従って行動するだけです。
駆逐艦派を生かし続けるために。」
ミネバ 「……」
バナージ 「……なんだか、他人事みたいだ。艦娘たちの今後を語っているのに
あなたの言葉には他人事みたいな冷たさを感じる。」
フロンタル「……」
バナージ 「提督たちを包み込んだあの母性。あれは、温かかった。
おれが知ってるみんなの思いが重なりあったような
あんな可能性が、艦娘にあるのなら……」
フロンタル「同じ母性を、私も感じた。もっと大きな光をだ。」
レイアム 「ロリおかん……」
フロンタル「だが、それほどの可能性が示されても
大多数は愛宕・加賀を授乳艦として選んだ。
現状を維持するためなら、可能性さえ葬る。それが人間だ。
我々はその現実の中で、駆逐艦の市民権を模索してゆくしかない。
君が言う可能性というやつは
争いを引き起こす毒になることもあると自覚した方がいい」
バナージ 「……」
ミネバ 「……私が知っているシャア・アズナブルは
本当にロクでもないことしかしないな。」 (多分続きません)