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Artist's commentary
こんなに可愛い子のエロ絵が少ないのはおかしい
多分サイズの問題なんだろうな。
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六月二十一日、ベランダにワイヤーのようなものが溶接されたように張り付いていた。身を乗り出しワイヤーの先を目で追うとまるで蜘蛛の巣のように縦横無尽に中空に張り巡らされておりそれにはセーラー服が大量に吊り下げられている。さながら万国旗のようだ。その蜘蛛の巣の上に身の丈20メートルはあろうかという異形の少女らしき巨体が器用に鎮座していた。それは布団をかぶった人間が発するようなくぐもった声で、「マミさんくらいの人気がほしい」と言った。それならば僕が君を描こう。いかがわしく。R18ランキングの一位にしてあげよう。そう約束した。それが夕べの話であり、結果は総合二位という結果に終わった。実力不足ということだろう。約束を違えた事を詫びたが、くぐもった例の声は「イラスト分野ならちゃんと一位だったよ。」と小さく言った。表情は伺えない姿ではあったが、少し微笑んだような気もした。彼女は僕にある言伝を頼んで蒼空へ消えた。気がつくとワイヤーはもうなかった。六月二十二日。僕は彼女の言伝を君らに伝えなければならない。そこには彼女---後にパトリシアという名の魔女と知ったが---の意思があり、同様に僕の感情も存在していたからだ。
『見てくれてありがとう。』
多分、だけど。
アナルの話だと思う。